血圧が下がっても降圧薬はやめてはいけない

降圧薬とは、高血圧の治療に際して処方されることがある、血圧を下げるための薬です。ただし高血圧は、薬を飲んだからと言って簡単に治ると言う様態ではありません。高血圧が一過性のものではなく、血圧が高い状態が続いている状態を指す様態である以上、それが治ると言うことはすなわち、血圧値がずっと安定している状態が続くことを意味します。ですから降圧薬でいったん血圧が下がったからと言って、それを飲むことをやめた途端、血圧がまた元の高い値に戻ったと言うのは、高血圧が治ったとは言えません。降圧薬を服用したり、しなかったりすると言うのは、むしろ血圧の変動を大きくさせる要因にもなりかねません。そのため高血圧状態が悪化してしまったり、動脈硬化を早めてしまったりする恐れもあります。そもそも降圧薬は薬です。処方された薬の服用に関しては、医師や薬剤師の指示を守るのが大原則ですから、血圧が下がったからと言って自己判断で勝手に薬を飲むのを止めたりするのは絶対にしてはいけないことです。高血圧と判断されたから言って、即座に降圧薬が処方されるわけではありません。高血圧の改善で第一に重視されるのは、生活習慣の見直しです。先述したように、一度、高くなってしまった血圧値を常時、安定させることこそが治療の目的であるため、それを阻害する生活習慣は取り除く必要があると言うわけです。たとえば喫煙習慣や睡眠不足、運動不足、また食事による塩分の過剰摂取、強いストレスなどが取り除くべき生活習慣としては挙げられます。肥満気味の人の場合は、肥満も解消すべき要因として挙げられます。そしてこれらの要因を取り除いてもなお、血圧の値に改善が見られなかった場合にのみ、降圧薬は処方されます。そしてこうした生活習慣の見直しは、降圧薬が処方されてからも継続することが望まれます。