高血圧の治療は降圧剤とトリグリセライドのコントロール

高血圧は脂質異常症や糖尿病と並んで、代表的な生活習慣病のひとつとされています。自覚症状は特にありませんが、放っておくと動脈硬化の原因になり、脳梗塞や心臓病・腎臓病にも繋がる危険があります。高血圧を治す方法として、一般には降圧剤が用いられます。降圧剤にはカルシウム拮抗薬、アンジオテンシン2受容体拮抗薬、アンジオテンシン変換酵素阻害薬などの種類があります。いずれも血管の収縮を抑制し、血圧を上げないようにする働きがあって、高血圧による弊害を取り除くには効果的です。ただし降圧剤では、高血圧の原因を取り除くことはできません。生活習慣が原因となっている高血圧を治す方法は、生活習慣の改善が第一と言えるでしょう。
高血圧を引き起こす物質のひとつにトリグリセライドがあります。トリグリセライドは中性脂肪とも呼ばれ、人間が活動するとき必要なエネルギー源になります。しかし血液中にトリグリセライドが増えすぎると、悪玉コレステロールが増加し、血管に付着して動脈硬化の原因になります。これがいわゆる高脂血症の症状です。トリグリセライドの値は血液検査で調べられるので、気になる人は検査を受けてみると良いでしょう。
トリグリセライドは食べ過ぎや飲み過ぎ、運動不足などによって増えていきます。高脂血症を治す方法は、まず腹八分目の食事を心がけること、そして適度な有酸素運動を毎日続けることです。有酸素運動は悪玉コレステロールを減らすのにも効果的とされています。また食事では糖質や脂質をできるだけ控えめにするとともに、中性脂肪の合成を抑えるDHAやEPAを含んだ食品を摂取するのが有効です。DHAやEPAは青魚の油に多く含まれています。